季節性うつ病

冬(ふゆ)の寒い(さむい)時期(じき)には誰(だれ)でも、気分(きぶん)が滅入っ(めいっ)てしまうものですが、高緯度(こういど)地方(ちほう)に多く(おおく)、冬季(とうき)にうつ状態(うつじょうたい)に陥る(おちいる)もので「季節性(きせつせい)うつ病(うつびょう)」があります。季節性(きせつせい)情動(じょうどう)障害(しょうがい)(きせつせいじょうどうしょうがい)で、主に(おもに)冬期(とうき)にのみ抑うつ(よくうつ)的(てき)な気分(きぶん)に陥り(おちいり)、食欲(しょくよく)の低下(ていか)、不眠(ふみん)など、うつ病(うつびょう)に似(に)た症状(しょうじょう)が出(で)ます。季節性(きせつせい)気分(きぶん)障害(しょうがい)、季節性(きせつせい)感情(かんじょう)障害(しょうがい)などと呼ばれ(よばれ)ます。患者(かんじゃ)の大部分(だいぶぶん)は、冬(ふゆ)以外(いがい)の季節(きせつ)には正常(せいじょう)な状態(じょうたい)となることが多い(おおい)のが特徴(とくちょう)です。季節性(きせつせい)うつ病(うつびょう)は、日照(にっしょう)時間(じかん)の短い(みじかい)と発症(はっしょう)すると考え(かんがえ)られます。主に(おもに)冬(ふゆ)において、高緯度(こういど)地域(ちいき)に発症率(はっしょうりつ)が高い(たかい)のもそのためでしょう。原因(げんいん)についてはまだはっきりとはわかっていませんが、脳(のう)にある小さな(ちいさな)内分泌(ないぶんぴつ)器(うつわ)である、松果体(しょうかたい)(しょうかたい)で作り出さ(つくりださ)れるメラトニンというホルモンが、日照(にっしょう)時間(じかん)が短い(みじかい)冬(ふゆ)に過剰(かじょう)となり、それがうつ病(うつびょう)の症状(しょうじょう)を引き起こす(ひきおこす)といわれています。人(ひと)におけるメラトニンの血中(けっちゅう)濃度(のうど)は、昼(ひる)に低く(ひくく)夜(よる)に高い(たかい)、概(がい)日(び)リズム(サーカディアン・リズム)を示し(しめし)、睡眠(すいみん)と関連(かんれん)しています。季節性(きせつせい)うつ病(うつびょう)では、このメラトニンが過剰(かじょう)となることから過(か)眠(ねぶり)や過食(かしょく)の症状(しょうじょう)が現れる(あらわれる)ことがあります。メラトニンはアメリカでは栄養(えいよう)補助(ほじょ)食品(しょくひん)サプリメントとして、販売(はんばい)されており、安価(あんか)で購入(こうにゅう)できます。不眠(ふみん)治療(ちりょう)として用い(もちい)られるのです。メラトニンは、暗い(くらい)ところで多く(おおく)生産(せいさん)されることから、季節性(きせつせい)うつ病(うつびょう)に対(たい)しては、外出(がいしゅつ)を増やし(ふやし)、日光(にっこう)に多く(おおく)当たる(あたる)ことが有効(ゆうこう)です。光(ひかり)療法(りょうほう)といい、太陽光(たいようこう)または人工(じんこう)光(ひかり)を浴びる(あびる)治療法(ちりょうほう)が勧め(すすめ)られます。そのほか薬品(やくひん)による治療法(ちりょうほう)も存在(そんざい)します。アニメはユーチューブで無料動画が視聴できます

うつ病

冬の寒い時期には誰でも、気分が滅入ってしまうものですが、高緯度地方に多く、冬季にうつ状態に陥るもので「季節性うつ病」があります。季節性情動障害(きせつせいじょうどうしょうがい)で、主に冬期にのみ抑うつ的な気分に陥り、食欲の低下、不眠など、うつ病に似た症状が出ます。季節性気分障害、季節性感情障害などと呼ばれます。患者の大部分は、冬以外の季節には正常な状態となることが多いのが特徴です。

うつ病