心理療法

うつ病(うつびょう)の治療(ちりょう)には、三環(わ)系(けい)抗うつ薬(こううつやく)などの投薬(とうやく)治療(ちりょう)(薬物(やくぶつ)療法(りょうほう))とともに、心理(しんり)療法(りょうほう)を併用(へいよう)して行く(いく)ことが重要(じゅうよう)であり、また効果(こうか)があるとされます。心理(しんり)療法(りょうほう)というのは、うつ病(うつびょう)や統合(とうごう)失調症(しっちょうしょう)などの精神(せいしん)疾患(しっかん)の治療(ちりょう)や心理(しんり)的(てき)問題(もんだい)の解決(かいけつ)、また精神的(せいしんてき)健康(けんこう)の維持(いじ)と増進(ぞうしん)を目的(もくてき)とする理論(りろん)や技法(ぎほう)の体系(たいけい)のことです。臨床(りんしょう)心理学(しんりがく)の分野(ぶんや)では心理(しんり)療法(りょうほう)と呼ばれ(よばれ)、精神(せいしん)医学(いがく)の分野(ぶんや)においては精神(せいしん)療法(りょうほう)と呼ばれる(よばれる)ことがありますが、実際(じっさい)のところ同じ(おなじ)ものをさすといえます。臨床(りんしょう)心理学(しんりがく)というのは、心理学(しんりがく)の一分野(いちぶんや)です。一方(いっぽう)、精神(せいしん)医学(いがく)というのは、医学(いがく)の一分野(いちぶんや)です。いずれも精神(せいしん)疾患(しっかん)の診断(しんだん)、治療(ちりょう)、研究(けんきゅう)を行い(おこない)ます。心理(しんり)療法(りょうほう)を行う(おこなう)のはカウンセラー、セラピスト、治療者(ちりょうしゃ)と呼ばれ(よばれ)、心理(しんり)療法(りょうほう)を受ける(うける)人は(ひとは)クライエント、患者(かんじゃ)、来談者(らいだんしゃ)といわれます。精神(せいしん)分析(ぶんせき)、行動(こうどう)療法(りょうほう)、来談者(らいだんしゃ)中心(ちゅうしん)心理(しんり)療法(りょうほう)の3つが心理(しんり)療法(りょうほう)の源流(げんりゅう)とされますが、実際(じっさい)には他にも(ほかにも)さまざまな学派(がくは)が存在(そんざい)します。主な(おもな)心理(しんり)療法(りょうほう)としては次(つぎ)のものがあります。●精神(せいしん)分析(ぶんせき)(力(ちから)動的(どうてき)心理学(しんりがく)・深層(しんそう)心理学(しんりがく))●行動(こうどう)療法(りょうほう)●来談者(らいだんしゃ)中心(ちゅうしん)療法(りょうほう)●フォーカシング●イメージ療法(りょうほう)●認知(にんち)療法(りょうほう)●理性(りせい)感情(かんじょう)行動(こうどう)療法(りょうほう)(論理(ろんり)療法(りょうほう))●集団(しゅうだん)療法(りょうほう)●グループ・アプローチ●家族(かぞく)療法(りょうほう)●カップル・セラピー●クリエイティヴ・セラピー●ナラティブ・セラピー●短期(たんき)療法(りょうほう)●遊戯(ゆうぎ)療法(りょうほう)●箱庭(はこにわ)療法(りょうほう)●コラージュ療法(りょうほう)●ゲシュタルト療法(りょうほう)●交流(こうりゅう)分析(ぶんせき)●森田(もりた)療法(りょうほう)●内観(ないかん)療法(りょうほう)●臨床(りんしょう)動作(どうさ)法(ほう)●自律(じりつ)訓練法(くんれんほう)●催眠(さいみん)療法(りょうほう)●エネルギー療法(りょうほう)●グリーフ・セラピー●プライマル・スクリーム●絵画(かいが)療法(りょうほう)(例(れい)…ライフシンボル)●回想法(かいそうほう)

うつ病

うつ病の治療には、三環系抗うつ薬などの投薬治療(薬物療法)とともに、心理療法を併用して行くことが重要であり、また効果があるとされます。心理療法というのは、うつ病や統合失調症などの精神疾患の治療や心理的問題の解決、また精神的健康の維持と増進を目的とする理論や技法の体系のことです。臨床心理学の分野では心理療法と呼ばれ、精神医学の分野においては精神療法と呼ばれることがありますが、実際のところ同じものをさすといえます。臨床心理学というのは、心理学の一分野です。一方、精神医学というのは、医学の一分野です。いずれも精神疾患の診断、治療、研究を行います。

うつ病