うつ状態の分類

うつ病(うつびょう)あるいはうつ状態(うつじょうたい)の分類(ぶんるい)としては、1:うつ状態(うつじょうたい)そのものから分類(ぶんるい)する方法(ほうほう)、と2:経過(けいか)から分類(ぶんるい)する方法(ほうほう)があります。1.うつ状態(うつじょうたい)そのものから分類(ぶんるい)する方法(ほうほう)には、大きく(おおきく)わけて(1)症状(しょうじょう)の重症度(じゅうしょうど)から区分(くぶん)する分類(ぶんるい)、と(2)うつ病(うつびょう)の成因(せいいん)から分類(ぶんるい)する方法(ほうほう)があります。(1)症状(しょうじょう)の重症度(じゅうしょうど)による区分(くぶん)アメリカの操作的(そうさてき)診断(しんだん)基準(きじゅん)、DSM(精神(せいしん)疾患(しっかん)の分類(ぶんるい)と診断(しんだん)の手引き(てびき))のV維持(いじ)以降(いこう)(現在(げんざい)はIV)、米国(べいこく)精神(せいしん)医学会(いがくかい)はうつ病(うつびょう)分類(ぶんるい)として、●「ある程度(あるていど)症状(しょうじょう)の重い(おもい)大(だい)うつ病(うつびょう)」と●「軽い(かるい)うつ状態(うつじょうたい)が続く(つづく)気分(きぶん)変調(へんちょう)症(しょう)」に、うつ病(うつびょう)性(せい)障害(しょうがい)を2分(ふん)しています。(2)うつ病(うつびょう)の成因(せいいん)からの区分(くぶん)これは古典的(こてんてき)な分類(ぶんるい)です。●「心理的(しんりてき)誘因(ゆういん)が明確(めいかく)でない内因性(ないいんせい)うつ病(うつびょう)」(狭義(きょうぎ)の「うつ病(うつびょう)」)と、●「心理的(しんりてき)誘因(ゆういん)が特定(とくてい)できる心因性(しんいんせい)うつ病(うつびょう)」(狭義(きょうぎ)の「適応(てきおう)障害(しょうがい)」)の2分(ふん)法(ほう)です。重症度(じゅうしょうど)という症状(しょうじょう)のみで判断(はんだん)するDSM(精神(せいしん)疾患(しっかん)の分類(ぶんるい)と診断(しんだん)の手引き(てびき))などの分類(ぶんるい)は、客観的(きゃっかんてき)であることから研究(けんきゅう)には適(てき)しています。ただし、臨床(りんしょう)現場(げんば)においてはなぜうつ病(うつびょう)になったのか、という心理的(しんりてき)誘因(ゆういん)の評価(ひょうか)を欠かす(かかす)ことはできません。こちらのほうが治療(ちりょう)を進め(すすめ)ていくうえでは大切(たいせつ)といえるかもしれません。なぜなら、心理的(しんりてき)誘因(ゆういん)が特定(とくてい)できる場合(ばあい)(心因性(しんいんせい)うつ病(うつびょう))、環境(かんきょう)を改善(かいぜん)するなど、その原因(げんいん)を取り除け(とりのぞけ)ばたちまち元気(げんき)になれる可能性(かのうせい)があるからです。(2)は古典的(こてんてき)分類(ぶんるい)とされ、現在(げんざい)では(1)が主流(しゅりゅう)ですが、現在(げんざい)の病状(びょうじょう)を改善(かいぜん)するためには何(なに)をしたらいいのか、何(なに)をすることができるのかを明らか(あきらか)にし、症状(しょうじょう)を完全(かんぜん)に撤去(てっきょ)、あるいはそれとうまく付き合っ(つきあっ)ていくようにするのが治療(ちりょう)において大切(たいせつ)になってくるのではないかと思い(とおもい)ます。ニキビの治療のための薬は、軟膏やクリームなど、直接患部に塗るタイプのものだけでなくて、飲み薬もあります。
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うつ病

うつ病あるいはうつ状態の分類としては、1:うつ状態そのものから分類する方法、と2:経過から分類する方法があります。

うつ病